ストレッチポールの効果を高めるポイント③ 小さく動かす

ストレッチポールテクニカルアドバイザー・B-stationの奥野です。

『ストレッチポールの効果を高めるポイント』も今回が最後になります。
ここまでの2つをまだチェックしてない方は下記をお読みくださいね。

最後となる3つ目のポイントは『小さく動かす』ことです。

これも「え?小さく!?」と思われる方が多いのですが、動かし方にちゃんと狙いがあるのです。
目的を理解して適切な動きを行うことで、効果を最大限に引き出せるようになりましょう!

ストレッチポールの効果を高めるポイント③

小さく動かすのは深部を緩めるため

ストレッチポールの基本エクササイズでは、大きな動きは行いません。
むしろ『小さく動かす』ようにしていきます。

「こんな動きで良いの?」と思ってしまうくらい、見かけ上は小さな運きです。
「本当に効果があるの?」と不安に感じてしまう方もいると思います。

でも、大丈夫です。それで良いんです。

この『小さく動かす』ことによる狙いは何かというと・・・

『深層部の筋肉を緩めて、関節の位置を整える』

ことです。

実をいうと、こういったアプローチは治療家の先生が行っていたりもします。
それらは専門的な技術(スキル)であり、素人が真似できるものではありません。
(安全面からも安易に真似しない方がよいですね)

しかし、ストレッチポールのメリットを利用することで、同じような効果を狙った動きを行うことができるのです。

そのためには、大きく動かすのではなく『小さく動かす』ことが大切になってきます。

関節に遊びをつくるようなイメージで

じゃあ、実際のところ『小さく動かす』ってどんな感じ?って思いますよね。
ニュアンスとしては・・・

「関節に遊びをつくる」

というイメージです。

関節は2つの骨の継ぎ目の部分ですが、骨同士がピッタリとくっ付いているわけではありません。
(ちなみに・・・関節はその部位によって色々な形状をしています)

そこには少なからず隙間が存在していて、それが適切であればスムーズに動かすことができます。

その隙間が狭すぎると骨同士がぶつかってしまうので、うまく動きません。
逆に広すぎてもグラグラと不安定なので、やはり動きづらい状態になります。

これは“車のブレーキ”を想像してもらえると分かりやすいと思います。
(運転しない人は自転車でもよいですよ)

ブレーキの遊びが少ないとペダルを少し踏み込んだだけで、グッ!!となってしまいますよね。
ブレーキの遊びが多すぎると、効きが悪いのでなかなか減速してくれなくて危ないですよね。

車のブレーキも、関節の動きも「適度な遊び」があることでスムーズさを保っているのです。

この「関節の遊び」を適切に整えるためには『小さく動かす』ことが大切です。

関節の中に微振動を伝えていくような感じで動かすことで、深層部の筋肉が緩みます。
そして、関節も理想的なポジションへと整えることができるのです。

前回の『脱力する』+今回の『小さく動かす』の組み合わせが、ストレッチポールの効果を最大限に引き出すための重要ポイントです。

細かいコツは専門家に教えてもらおう

というわけで『ストレッチポールの効果を高めるためのポイント』をお伝えしてきました。

  1. 緩める
  2. 脱力する
  3. 小さく動かす

専門的で、少し難しいなと感じてしまった方もいるかもしれません。
ですが、効果を高めるための理論と動かし方のコツを知っていて損はありません。

ストレッチポールの優れている点は、“誰でも簡単にできて効果を感じられる”ことです。

なので、ストレッチポールを使っている時には、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。
3つのポイントを頭の片隅においておくだけで、効果をちゃんと感じることができます。

ですが、頭で分かっているだけだと不十分というか、もったいないです。
自分の身体で分かっていてこそ、ちゃんと理解できているといえるのはないでしょうか。

だからこそ、ストレッチポールを効果的に使いたいと思っている方は・・・

【 トレーナー(専門家)の指導を受けましょう 】

動きのニュアンスや細かいコツも、実際に指導を受けることで納得できるはずです。

ストレッチポールは非常に便利なツールではありますが、分かったつもりでは効果は下がります。
万が一、間違った使い方をしてしまうと怪我をしてしまう可能性もゼロではありません。

そうならないためにも、安全かつ効果的な使い方を直接教えてもらうことをオススメします!

まとめ

【ストレッチポールの効果を高めるポイント③】

深部を緩めるために『小さく動かす』ことが大切!

  • 小さく動かすのは“深層部を緩める”ことが狙い
  • 関節に“遊びをつくる”イメージで小さく動かす
  • 身体で理解するために“専門家の指導”を受けよう

B-stationでは『ストレッチポールビギナー』という指導プランをご用意しています。
ストレッチポールを有効活用したい方、これから購入しようと思っている方は必見です!

↓ 指導する内容は以下の通りです ↓

  1. ストレッチポールの種類と違い(特徴)について
  2. ストレッチポールの選び方と乗り比べ
  3. ストレッチポールを安全・効果的に使うためのポイント
  4. 基本エクササイズの体験(全10種目)
  5. 応用エクササイズの体験

料金や担当トレーナー、指導場所など・・・詳細は下記からご確認ください。

セッションを受けていただいた方には、ストレッチポールの販売も承っています。
お問い合わせ・ご質問などがありましたら【 LINE 】にてご連絡ください。

次回からはテーマを変えて、いよいよ・・・
「ストレッチポールの実際の使い方」を解説します。

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