ランナーのための「スイングストレッチ」の使い方~基礎編~

ランニングの“質”を高めるための『身体づくり』を指導しているトレーナー・B-stationの奥野です。

前回は走りの“質”を高めてくれるお助けツール「スイングストレッチ」をご紹介しました。
まだお読みでない方は、ぜひ一読いただいてから今回の内容をお読みください。

さぁ読んでいただけましたでしょうか?

ということで、今回から数回に分けて「スイングストレッチ」の使い方をご紹介していきます。
まずは【基礎編】ということで、基本ポジションとリラクゼーション種目からスタートです!

※注意事項※

  • 難度、強度が高い内容も含まれますので、実施時は決して無理のないようにしてください
  • 実施中に違和感や不快感、痛みなどを感じた場合は使用を控えてください
  • 初めて使用する時は、専門トレーナーの指導を受けることを強くオススメします

ちなみに私、奥野は「スイングストレッチ」の指導資格を保有するトレーナーです。
そして、指導者を養成する講師としての活動実績もありますので、ご安心ください。

基本ポジション

「スイングストレッチ」を使うに当たっての基本ポジションから説明します。

赤色のクッション性のある方を上にして、そこに骨盤を乗せるようにします。
(黒色のカーブになっている方が床側になります)

骨盤の当てる位置について

左右の前側にあるゴリゴリした出っ張りと、恥骨(真ん中の下)の3点を当てるようにします。
そして、この3点に対して均等に重さが掛かるように骨盤の角度や位置を微調整してください。
※ご自身で分からない場合は無理して使用せず、専門家(トレーナー)に相談しましょう

骨盤を乗せる位置が分かったら、基本ポジションを取っていきます。
「スイングストレッチ」に骨盤を正しく乗せ、肘を付いたうつ伏せになります。

▼ 基本ポジション ▼

【チェックポイント】

  • 脚の幅は、腰幅もしくはもう少し広い程度に開きます
  • 膝とつま先の向きは、やや外側(ガニ股のイメージ)になるようにします
  • 肘のつく位置は、肩の真下にくるようにします
  • アゴは軽く引いて、背筋を軽く伸ばすようにします
  • 骨盤の当たる位置、3点の荷重感覚を均等に保つように意識します

ポジションがキツい場合の対処法

上記の基本ポジションを取った際に「腕や肩がキツい」「骨盤や腰まわりに違和感がある」といった場合には、以下の対処法を試してみてください。

● みぞおちの下あたりに補助となるポールを置く

キツさを感じる原因は様々ありますが、支える力が不足している可能性が考えられます。
身体を支える場所を増やすことで、一カ所に掛かる負担を軽減させる狙いがあります。

これでも状態にあまり変化を感じられない場合は「スイングストレッチ」を使用する前に、やっておくべき他のエクササイズがあるので、それらを行うようにしましょう。
種目の詳細や注意点などは対面にて指導しますので、まずはお問い合わせください。

※注意※ 骨盤や腰まわりに痛みを感じる場合は使用を控えてください

胸郭ローテーション

目的:胸郭を緩めて動きやすくする

基本ポジションから上半身を捻るようにして、肩を床につけます。
(下の写真では上半身を右側に向かって捻っています)

背中~脇腹のあたりが伸びるのを感じながら、ゆっくりと呼吸をします。
5呼吸ほど繰り返したら基本ポジションに戻り、逆側も同様に行います。
※逆側の腕は頭上側に伸ばしておくと、邪魔にならないかと思います

↓ 横からみるとこんな感じ

↓ 足元側からだとこんな感じ

【チェックポイント】

  • スイングストレッチは水平の状態を保つようにします
  • 腕だけではなく、上半身(胸郭)を捻じるようにします
  • 首の力は抜いて、自然と頭が床につく状態にしておきます
  • ゆっくりと呼吸をして、肋骨の動きを感じるようにします

骨盤ローテーション

目的:骨盤・腰椎を緩めて動きやすくする

基本ポジションのまま、スイングストレッチを左右に小さく揺らします。
上半身は動かさないようにして、骨盤・腰を動かすようにします。

自分自身が心地良いと感じるスピードで、リラックスしながら行います。
20~30秒ほどしたら動きを止めて、基本ポジションに戻ります。

【チェックポイント】

  • 上半身は止めたままで、骨盤まわりを小さく揺らすようにします
  • スイングストレッチから骨盤がずり落ちてしまわないように注意します
  • 腰まわりが緩んでいくのを感じながら、ゆったりと動かすようにします

まとめ

さて、「スイングストレッチ」の【基礎編】は、いかがだったでしょうか?

まずはツールに慣れる意味も含めて、リラックスして緩めるエクササイズから始めましょう。
とはいえ、簡単な説明だけでは十分に伝わらない部分もあるかと思います。

良く分からないまま、何となく我流で行っても得られる効果は半減してしまいます。

ポイントを理解した上で、慣れれば1人でも行えるエクササイズではありますが、やはり初めは専門家(トレーナー)による指導を受けることを強くオススメします!

B-stationでは、ランナーのための『身体づくり』マンツーマンで指導しています。

あなたの身体の状態や体力レベルに合わせながら、1つ1つのエクササイズを丁寧にお伝えしますので、トレーニング等に馴染みのない方や始めての方も安心して受けていただけます。

もちろん「スイングストレッチ」の体験もできますし、ご購入いただくことも可能です。
※ツール購入のみのご案内は行っておりません

ご希望の方は【 体験セッション 】にお申込みください。
もれなく、“無料”でオンラインカウンセリングが受けられます。

ということで、今回はこれにて終了です。
次回は【 背骨編 】のエクササイズをご紹介する予定です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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