ランナーのための「スイングストレッチ」の使い方~背骨編~

ランニングの“質”を高めるための『身体づくり』を指導しているトレーナー・B-stationの奥野です。

「スイングストレッチ」というランナー必見のエクササイズツールについて連載中です。
骨盤まわりの安定性を高め、高い重心位置を保つことで、推進力がアップする。

つまり・・・“楽にグングン進む走り”が手に入るツールなのです!

実際に実業団ランナーたちにも使ってもらっていますが、とても良い反応をもらっています。
腰を入れる感覚が分かりづらかった選手も、これを使うことで簡単に意識できるようになりました。

市民ランナーも身体の仕組み(構造)は同じです。
そのルールに則って身体を動かせば、ランニングの“質”は自然と高まります。

距離を積み重ねているにも関わらず、タイムが伸び悩んでいる方・・・
ぜひ一度「スイングストレッチ」を試してみてくださいね。

ということで、今回は【背骨編】として3つのエクササイズをご紹介します。

前回の記事では「基本ポジション」と「リラクゼーション種目」を解説しました。
まだご覧でない方は、先に確認をしてからエクササイズを行うようにしてください。

※注意事項※

  • 難度、強度が高い内容も含まれますので、実施時は決して無理のないようにしてください
  • 実施中に違和感や不快感、痛みなどを感じた場合は使用を控えてください
  • 初めて使用する時は、専門トレーナーの指導を受けることを強くオススメします

ちなみに私、奥野は「スイングストレッチ」の指導資格を保有するトレーナーです。
そして、指導者を養成する講師としての活動実績もありますので、ご安心ください。

エルボープッシュ

目的:背骨の前後の動き(屈曲・伸展)を引き出す、肩甲骨の安定性を高める

スイングストレッチに骨盤を乗せて、基本ポジションを取ります。

肘で床を真下に押すようにして、胸まわりをすぼませる(屈曲)ようにします。
その時に、肩甲骨が背骨から遠く離れていく動きを意識します。

基本ポジションまで戻し、さらに胸まわりを突き出す(伸展)ようにします。
その時に、肩甲骨は背骨に近づける(寄せる)動きを意識します。

ゆったりとしたスピードで10回ほど繰り返します。

【チェックポイント】

  • 肩・首まわりはリラックスして、力みがないようします
  • 腰・骨盤を動かしてしまわないように気をつけます
  • 背骨と肩甲骨が連動しているのを感じながら動かします

サイドルック

目的:背骨の左右の動き(側屈)を引き出す、骨盤まわりの安定性を高める

スイングストレッチに骨盤を乗せて、基本ポジションを取ります。

肩ごしに後ろをのぞき込むように、胸まわりを横へ曲げる(側屈)ようにします。
竹がしなるイメージで、胸まわり全体で滑らかなカーブを描くようにします。

無理にのぞき込もうとすると、骨盤が動いてスイングストレッチが傾いてしまいます。
また首ばかりを動かしてしまったり、肩を左右に振りすぎてしまうことも多いです。
背骨の動きを感じながら、丁寧に動かすことを心掛けるようにしましょう。

ゆったりとしたスピードで10回ほど繰り返します。

【チェックポイント】

  • スイングストレッチ(骨盤)が水平の状態を保つようにします
  • 肩・首を左右に動かし過ぎないように気をつけます
  • 頭の高さはキープして、肋骨の側面が拡がっていることを意識します

背骨ローテーション

目的:背骨の捻りの動き(回旋)を引き出す、中心軸の安定性を高める

スイングストレッチに骨盤を乗せて、基本ポジションを取ります。

片手を後頭部に添え、肘は耳の高さを保つようにします。
※バランスが取りづらい場合は、脚幅を少し広げてください

片腕で地面を押して支えた状態で、胸まわりを捻る(回旋)ようにします。
スイングストレッチが傾いてしまわないように、動かす範囲をコントロールしましょう。

また、無意識で背骨のライン(中心軸)が曲がってしまうことが多々あります。
お尻の中央の延長線上に後頭部が刺さっているイメージで動かしましょう。
ご自身では見えないので、写真を撮ったり動画を撮ってもらうのも良いかと思います。

ゆったりとしたスピードで10回ほど繰り返し、逆側も同様に行います。

【チェックポイント】

  • スイングストレッチ(骨盤)が水平の状態を保つようにします
  • 背骨のライン(中心軸)がズレてしまわないように気をつけます
  • 地面に着いた腕で支点を作り、胸まわりを捻る意識で動かします

まとめ

さて、今回の【 背骨編 】はいかがだったでしょうか?

前回の【 基礎編 】と比べると、難しい種目もあったかもしれません。
日頃、あまり意識することのない動きもあったかと思います。

ランニング動作はほとんど無意識で行っているはずです。
だからこそ、知らず知らずのうちに動きのクセや左右差が出てしまいます。

少しの積み重ねがパフォーマンスアップに、怪我の予防にも繋がります。

エクササイズを通して、自分自身の身体を感じ取るレベルを高めていきましょう。

とはいっても、

  • 1人で行うのはやっぱり難しい・・・
  • なかなか動きを意識できない・・・
  • 正しくできているのかが分からない・・

こういった方も多いのではないでしょうか。

そういう時には、『身体づくり』の専門家(トレーナー)の力を借りましょう!
※ランニングコーチは走ることの専門家であって、身体の専門家ではありません

実業団選手への指導経験を持つB-stationの奥野が、あなたのランニングの“質”を高めるために必要なことをマンツーマンで的確に指導します。

「スイングストレッチ」の体験を希望される方、初めて指導を受けられる方は【 体験セッション 】にお申込みください。
※体験後にツールを購入することも可能です

それでは、今回はここまでです。
次回は【 股関節編 】のエクササイズをお届けします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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