反り腰改善への道[5]「ヒール」と「反り腰」の関係
「反り腰」改善への道、今回は「ヒール」との関係性について説明していきたいと思います。
脚が長く見える「ヒール」ですが、足にとっては非常に無理のある状態なので、負担が大きいです。
(女性の皆さんは実感として、理解していると思いますが)
では実際にどんなデメリットがあるのでしょうか?
女性の皆さん、必見の内容です。
目次
☆ これまでの復習はコチラから ☆
▼「ヒール」を履くメリットとデメリット
街中を見渡してみると「ヒール」を履いている女性の姿をたくさん見かけます。
「ヒール」を履くことで脚が長く見えたり、ふくらはぎが締まって見えますね。
背が低いのが嫌だから・・・
という理由で「ヒール」を履くという声も時々、耳にします。
やはり女性はいつも美しくありたいでしょうし、そう見られたいと思う方が多いと思います。
(そうでない方がいたら、すみません)
なので「ヒール」を履きたい気持ちというのは、男の私であっても理解できます。
そんな「ヒール」ですが、
身体にとっては大きな負担と大きなリスクがあることを
知っているでしょうか?
まずはこの写真を見て下さい。
「ヒール」を履いている時の足の状態です。
足の指の付け根がグニャっと曲がっているのが、分かりますね。
そして足首は真っ直ぐになって、足の甲が地面と垂直になっています。
簡単に言えば「ヒール」は、つま先立ちの状態です。
つま先立ちだと当然、指の付け根に体重がたくさん掛かります。
実際にどのくらい体重が掛かっているかというと・・・
裸足の時に比べて、
4cmのヒールで、つま先への荷重が約1.5倍に!
9cmのヒールだと、何と約3倍になります!
本来、足というのは、こういう状態で保つようには設計されていません。
なので、この状態を続けることは本当に怖いことなんですよ。
いつも「ヒール」を履いていると、足首が足の指がこの状態で固くなってしまい、色々な弊害を生み出す原因になります。
例えば・・・
- ハイアーチ(甲高)になる
- 外反母趾の原因になる
- 脚がむくみやすくなる
といった感じですね。
▼「ヒール」と「反り腰」の関係性
そして「ヒール」と「反り腰」との関係ですね。
- 「ヒール」を履く
↓ - つま先に体重が掛かりすぎる
↓ - 身体の重心が前に倒れていく
↓ - 上半身を後ろに反らせてバランスを取る
↓ - 腰の背骨(腰椎)が反りが強くなる
↓ - 骨盤が前に傾いていく
↓ - 「反り腰」の完成
こんな感じです。
ちなみに、「ヒール」を絶対履いてはいけないという風に考えているわけでは無いんですよ。
最初に書いたようにやっぱりメリットもありますので。
ただし、デメリットもあるんだということを覚えといて欲しいということで、今回の内容を書きました。
なので、クライアントさんには「ヒール」を必要最低限の使用に抑えることを私はオススメしています。
別に履かなくても良い時は「ヒール」ではなくパンプスなどの平坦な靴に変えてみてくださいね。
▼「ヒール」を履いた日は、ケアを怠らずにやる!
そして「ヒール」を履いた時には、しっかりと身体のケアをしてあげることが大切になってきます。
負担が掛けた分、労わってあげた方が良いですよ。
ケアの内容は色々とする必要があるのですが、簡単なストレッチがありますので、次回紹介したいと思います。
それではまた。
【反り腰改善への道】
- 「まずは特徴を理解しよう」
- 「反り腰を作る筋肉と改善させる筋肉」
- 「反り腰を改善するための簡単ストレッチ」
- 「反り腰と内股の関係性」
- 「ヒールと反り腰の関係」
- 「ヒールを履いた日のストレッチ」
- 「ヒールを履いた日のエクササイズ」
- 「下腹部を安定させる体幹トレーニング」
- 「下腹部の体幹トレで腰に負担が掛かる場合の準備エクササイズ」
- 「下腹部の次はお尻の体幹トレーニング」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
(B-station代表/パーソナルトレーナー 奥野純也)
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